いよいよ実物のオブジェを作ります。
制作
ダンボールパネルを各パーツの面の形にひたすら切断します。
切断したダンボールを発泡スチロールを支えにして直角に接着していきます。
縁をテープで補強し、水分を含んで反らないよう防水コーティングスプレーを吹き、最後に下地として白で軽く塗装しました。
搬入
会場は新宿歌舞伎町のキャバレー跡地。ライトバンで運んでもらいましたが、軽い素材の中空構造のうえパーツ分割できるためまったく問題ありませんでした。
仕上げ
会場にオブジェを設置したら、仕上げにホイップクリームを塗ります。市販のクリームを現場で泡立てた、食べられる本物のホイップクリーム。クリームには比較的固くでき持ちが良いとされる植物性を選び、若干泡立ちにくくなるらしいので砂糖は抜き。また少しでも重量を減らすためなるべく薄く塗り、デコレーションもしませんでした。ちょっと地味な仕上がりになりましたが、なにしろ初めての試みなので垂れたり壊れたりするリスクをわずかでも減らしたかったのです。
投映
オブジェの前後左右に短焦点プロジェクターと2台の魚眼カメラ(PS Eye+KSW-3)を配置し、PCにつないでプログラムを実行。投映頂点を調整します。
完成
こうしてなんとか出来上がりました。手探りで作ったわりにはうまくいったのではないかと思います。