自作p.o.d. #1 ドーム映像レンダリング

『戦場の絆』でおなじみの180°ドーム型スクリーンを自作してみます。

実物は特注の魚眼レンズを装着したプロジェクターでドームへ投影しているのですが、そんなレンズ持ってない(中古が出回ってたりはするが)ので普通のプロジェクターでなんとかしてみます。周辺部の光量・情報量・フォーカスなど魚眼にくらべて不利はあるものの、映せないことはないでしょう。

問題は投影する映像です。まず180°の広画角をレンダリングします。Unityでカメラに画角180°を設定するとこうなりました。

Fisheye0

実際に設定できるのは179°まで

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赤外線ハコスコ

ハコスコを赤外線スコープにしてみました。ほんとうは赤外線ライトと組み合わせてアクティブ型ナイトビジョンにしようと思ったのですが、ライトの電源が見つからず…。

赤外線カメラの用意は簡単。デジカメのレンズに赤外線透過(可視光カット)フィルターをつけるだけ。ただし多くのカメラは色味に悪影響する赤外線を嫌い、感光しないよう赤外線カットフィルターを内蔵しています。したがってカメラをバラしてこれを取り除くか、赤外線カットフィルターなしのカメラを探さなければなりません。
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ステレオ魚眼HMD用3D撮影

Oculus RiftやGoogle Cardboard、割り箸スコープのようなステレオ魚眼HMD向けの映像を撮影しました。今回はパノラマではなく3D映像です。本来は以前購入した魚眼レンズKSW-3を用いる予定でしたが、ありものでもっと簡単にできそうな方法を思いついたので試してみました。

用意したのはパナソニックのマイクロフォーサーズ用3Dレンズ Lumix G H-FT012。左右2つの小さなレンズでステレオ写真が撮れるという珍品です。

3D lens

勢いで買ったものの使いみちがなく放置していたが、ようやく陽の目をみるか

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運動会ハッカソン

ニコニコ学会β 運動会部主催の「第1回運動会ハッカソン」に参加してきました。目当てはバブルサッカー。というかバブル(バンパーボール)。これを着けてVRしたら新しい体験と運動にならないだろうか?

ハッカソン前日 昼

まずVR用のHMD(?)を用意します。百均のプラスチックレンズ数枚と割り箸でこしらえたスマホ用簡易立体視スコープです。輪ゴムで留めてるだけなので柔軟で、調整簡単、ズレてもすぐ直せます。たとえ壊れてもガラスのような危険はなく懐も痛みません。まさに運動向きといえましょう。レンズはコンパクト双眼鏡の対物側片凸レンズで、4枚重ねるとちょうどいい塩梅になりました。なにがちょうどかというと、これで専用映像を見るとまるでOculus Riftのような非常に広い視界が得られるのです。

Waribashi VR Glass

Google Cardboard ならぬ atali Waribashi? すぐできたのは去年同じものを作っていたから。今回さらにコンパクトに改良した。なおレンズを左右1枚ずつにすれば普通の立体視スコープになる

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VRパノラマ動画コンテンツの試作

ハコスコはよくできてるが、コンテンツがない。というわけでBloggieを使ってVRパノラマ動画コンテンツを途中まで作ってみました。

Bloggieとはかつてソニーが出していたケータイサイズのビデオカメラシリーズで、一部の機種に半球ミラー方式のパノラマ撮影機能が備わっています。この方式では撮影範囲が限られるのですが、全周囲撮れるビデオカメラはまだまだ高価です(THETAはいつ動画対応するのか?)。ないものねだりしてても始まらないのでこれでさっさと作ることにしました。プログラム自体は全周囲型にも応用できるでしょう。

Bloggie

Bloggie Touch。上に出っ張ってるのが半球ミラーレンズ

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アタリオブジェ #3 補足

脱線になるので書かなかった詳細について、ここでいくつか補足します。

企画

パノラマ映像をリアルタイムにプロジェクションマッピングするというアイデアは去年から思い描いていたものです。本当に人が乗って操縦できる某巨大ロボットにプロジェクションマッピングするという案件があり(これについてはいつか書きます)、これは「光学迷彩」を施すしかないだろうと考えました。背後に向けたカメラ映像を前面に投影すれば、透明には見えないながらもなんとなく背景に溶け込む様子は表現できるはず。しかし期間の都合で残念ながら実現できませんでした。今回はカメラの向きこそ逆ですが(前面に手前の映像が投影される)、原理は同じです。操作により前後の映像が入れ替わり光学迷彩化する機能もじつは備えていました。

Optical-camouflage

反対側の映像が投映される光学迷彩モード。SF風の演出として表面の凹凸に代わってハニカム状のズレやノイズが生じる。ちなみに本当に透明に見せるには鑑賞者の視点も考慮しなくてはならない

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