書の実装

アートハッカソン『3331α Art Hack Day 2014』に参加しました。イベントの様子や成果については公式メディアなどでくわしく紹介される予定です。ここでは参加者から何度か質問いただいた、自分の担当したリアルタイム映像の仕組みについて説明します。

fig6

会場の壁一杯にこのようなリアルタイム映像を投影し書と音楽とシンクロする作品『Moment in Emotion # calligraphy』を制作した

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アタリオブジェ #3 補足

脱線になるので書かなかった詳細について、ここでいくつか補足します。

企画

パノラマ映像をリアルタイムにプロジェクションマッピングするというアイデアは去年から思い描いていたものです。本当に人が乗って操縦できる某巨大ロボットにプロジェクションマッピングするという案件があり(これについてはいつか書きます)、これは「光学迷彩」を施すしかないだろうと考えました。背後に向けたカメラ映像を前面に投影すれば、透明には見えないながらもなんとなく背景に溶け込む様子は表現できるはず。しかし期間の都合で残念ながら実現できませんでした。今回はカメラの向きこそ逆ですが(前面に手前の映像が投影される)、原理は同じです。操作により前後の映像が入れ替わり光学迷彩化する機能もじつは備えていました。

Optical-camouflage

反対側の映像が投映される光学迷彩モード。SF風の演出として表面の凹凸に代わってハニカム状のズレやノイズが生じる。ちなみに本当に透明に見せるには鑑賞者の視点も考慮しなくてはならない

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Kinect重量挙げ #4 開発環境

ここで、本件の開発環境について。

プラットフォームは Windows 8.1。Kinect SDK 1.8 をインストール。ハードウェアは Surface Pro 2 に Kinect for Windows。実行環境も同じ。本番はスペックに余裕のあるデスクトップPCを使うつもりでしたが、ブースの電力が足りないことが判明…。今度からブースがひしめき合うイベントでは注意しよう。

Surface Pro 2

働き者のSurface Pro 2。画面はUnity

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