ハコスコ拡張入力

ハコスコの外側からスマホにタッチ入力できる端子を発明しました。アホみたいな仕組みですが。
用意するのは銅箔テープのみ。安定性に劣るものの、お手軽にアルミ箔+セロハンテープでも可。

まず、銅箔テープを適当に細長く切ります。

fig1

銅箔のエッジで手を切らないよう注意


このままでは手にくっつくので、折り返して接着面同士を貼り合わせます。ただし、少しだけ接着面を残します。

fig2

くれぐれも手を切らないよう注意(二回切った…)

残した接着面をスマホのタッチ画面に貼り付けて出来上がり。ここでは同じものをもう一つ作って左右に配置しました。

fig3

角は丸くカットした

この銅箔に指を触れるとあら不思議。画面を直接タッチしたかのようにスマホが反応するではありませんか。

fig4

動かしているのは以前作った疑似3DゲームのiOS版

タネを明かすと、静電容量式タッチパネルが(ある程度の面積の)静電気に反応することを利用し、銅箔を通して指先の静電気を伝えているだけ。
ハコスコに収めたスマホから銅箔を延ばせばハコの外側からスマホを操作することができます。銅箔の数や位置、同時タッチを組み合わせればもっと複雑な入力も実現できるでしょう。

fig5

ハコスコに収めたところ。チープな素材感がダンボールとベストマッチ

ただ、静電気の逃げ場も用意してやらないと、タッチがとつぜん効かなくなったりします(詳しくは判らないが、現象としてはそう見えた)。スマホ本体からアース線を延ばして触れられるようにすれば良さそうなのですが、なかなか安定せず、けっきょく常に直接スマホの縁を触っていることにしました。